神河町で子供たちが「銀馬車かぼちゃ」の植え付けを体験

明治時代に生野銀山と姫路の港を結んだ馬車専用の道路「銀の馬車道」にちなんで、「銀馬車かぼちゃ」と名付けられた銀の鉱石に似た色のかぼちゃの苗を、子どもたちが植え付ける体験が神河町で行われました。

「銀の馬車道」は、明治9年に生野銀山で採掘された銀や物資を運ぶため、今の姫路港までのおよそ49キロを結ぶ馬車専用道路として造られた道で、県や沿道の自治体などでつくる団体は、「銀馬車かぼちゃ」と名付けた銀鉱石のような白色のかぼちゃの特産化に取り組んでいます。
5日は、神河町にあるおよそ20アールの畑に地元の保育園と小学校の子どもたちおよそ60人が集まり、「銀馬車かぼちゃ」の苗を植え付ける作業を体験しました。
JAの職員から植え方について、説明を受けた子どもたちは、高さおよそ20センチに育った苗、あわせて500本を一つ一つ丁寧に植え付けたあと、根元を土で覆い、じょうろで水をかけていました。
体験した小学5年の男子児童は「保育園の子どもたちを手伝えて楽しかった。白色のかぼちゃは、食べたことがないので楽しみです」と話していました。
植え付けたかぼちゃは、ことし8月中旬に収穫時期を迎え、地元の飲食店の料理などに利用される予定だということです。