兵庫県 尼崎と姫路の新型コロナの集団接種会場 3日から開設

新型コロナの「5類」移行後も、夏以降の感染拡大に備えてワクチンの接種を促そうと、兵庫県は3日から、重症化リスクの高い人などを対象に、県内の2か所に集団接種会場を開設することにしています。

新型コロナは、先月、感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しましたが、県は、夏以降の感染拡大に備え、引き続き基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
こうした中、県は、重症化リスクの高い人などへのワクチン接種を促そうと、3日から、集団接種会場を開設することにしていて、2日は、朝から担当者が集まり、体温計や除菌シートなどの備品を用意したり接種までの手順を確認したりして、準備を進めていました。
会場は、尼崎市の総合文化センターと姫路市のドラッグストア「アルカドラッグ東姫路店」の2か所で、今月30日まで金曜・土曜・日曜の週3日、高齢者や基礎疾患がある人など重症化リスクの高い人や医療従事者などを対象に開設されます。
接種は無料で、事前に予約が必要ですが、すでに9割ほどが予約で埋まっている日もあり、県は、土曜や月末が比較的空きがあるとしています。
県感染症対策課の舟川直輝課長は「第9波が来るかは分からないものの予断を許しません。高齢者の方などは、重症化を防ぐためにも接種を検討してほしい」と話していました。