神戸港の多目的アリーナ 建設工事始まり安全祈願祭
大阪・関西万博に合わせて2年後の開業を目指している神戸港の大規模な多目的アリーナで建設工事が始まり、18日、現地で安全祈願祭が行われました。
神戸港に新たなにぎわいを生み出そうと、神戸市が所有する土地で複数の民間企業が合同でアリーナを開発・運営する計画で、大阪・関西万博が開かれる2025年4月の開業を目指して4月15日から工事が始まっています。
18日は、現地で計画に参加する企業や神戸市の関係者あわせて30人余りが出席して安全祈願祭が行われ、神職が祝詞をあげたあと、関係者の代表がくわ入れをしました。
アリーナは、地上7階建てでおよそ1万人を収容することができ、コンサートや国際会議のほか、バスケットボールBリーグに所属する「西宮ストークス」の本拠地となるなどスポーツでの使用も予定されています。
アリーナの開発企画を担当する「NTT都市開発」の辻上広志 社長は、「ようやくここまで来たなという気持ちです。神戸の皆さんに愛していただき多くの人にアリーナに訪れてもらえるよう、開業に向けてプロジェクトを着実に進めていきたい」と話していました。