春のアスパラガス 三田で収穫盛ん
三田市で、春の味覚として人気の太くて甘いアスパラガスの収穫が最盛期を迎えています。
三田市では8年前から春の新たな特産としてアスパラガスの生産に取り組んでいて、地元のJA兵庫六甲によりますと栽培する農家は7軒、去年(令和4年)の出荷量がおよそ730キロで、毎年増えているということです。
春のアスパラガスは、気温が低い気候の影響で糖度が増して甘くなり、暖かくなった春に一気に芽吹くことで太くなることが特徴です。
三田市須磨田にある岩下祐樹さんの農園では、あわせて15アールほどある5棟のハウスで栽培していて、40センチほどに育ったアスパラガスを1本ずつ丁寧に収穫していました。
そして出荷のため、同じ長さにそろえておよそ100グラムの束にまとめる作業を行っていました。
ことしのアスパラガスは冬と春の気温の寒暖差が大きかったこともあり、いつもの年に比べて太く育ち、甘さも増しているということです。
岩下さんは、「一生懸命作っていますので、今食べられる甘くておいしいアスパラガスをぜひご賞味ください」と話していました。
春のアスパラガスの収穫は今月(4月)いっぱい続き、直売所や阪神地域のスーパーで販売されるということです。