万博にあわせて兵庫PR 知事が“豊岡かばん”の複合施設視察
斎藤知事は、4日、大阪・関西万博にあわせて展開する観光事業の「フィールドパビリオン」に認定された、豊岡市のかばんの販売などを行う複合施設を視察しました。
豊岡市は、全国有数のかばんの産地で、近年は、国連が定める持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けて、廃棄された漁網を再利用した素材を使ったかばんなどの製品づくりに取り組んでいます。
斎藤知事は4日、再来年(2025年)の大阪・関西万博にあわせて各地の地元産業や文化を紹介する「フィールドパビリオン」に認定された、かばんの販売などを行う複合施設「トヨオカカバンアルチザンアベニュー」を訪れました。
この中で、市内のかばん会社などでつくる「兵庫県鞄工業組合」の足立哲宏 副理事長から、豊岡市のかばんづくりの歴史や最新の技術を使った商品が紹介されたほか、外国人観光客に本格的なかばんづくりを体験してもらうための企画を検討していることなどについて説明を受けました。
このあと知事は、革の端材を使った小物づくりを実際に体験し、施設のスタッフから手ほどきを受けながら完成させていました。
斎藤知事は、「貴重な体験を通して兵庫県のファンを増やすことができる場所だと思う。万博に向けて観光客を呼び込むためのプログラムを地域と一緒に組み立てていきたい」と話していました。