兵庫県教委 酒を飲んで車運転し事故 女性教諭を懲戒免職に
酒を飲んで車を運転し、対向車線を走っていた車に衝突して運転手にけがをさせたとして、県立高校の20代の女性教諭が懲戒免職の処分を受けました。
処分を受けたのは、新温泉町にある県立浜坂高校に勤務していた20代の女性教諭です。
県教育委員会によりますと、この教諭は、今月上旬、自宅でビールと酎ハイあわせて1リットルを飲んだあと、買い物に行こうと自家用車を運転しました。
その際、膝から落ちたスマートフォンを拾おうとして、前をよく見ずに中央線をはみ出し、対向車線を走っていた車と衝突し、運転していた50代の女性に首と腰を痛めるけがをさせたということです。
事故の翌日に、教諭の家族が校長に連絡して発覚したということで、県教委の聞き取りに対し、「おなかがすいたのでスーパーに買い物に行こうと思った。酒を飲んだとわかっていたが、雨が降っていたこともあり、運転してしまった」と話したということです。
県教委は、教育公務員としてふさわしくない著しい非行だとして、20日付けで、この教諭を懲戒免職の処分にしました。
このほか、好意を寄せた女性につきまとう行為を繰り返した姫路市の40代の男性教諭など2人を停職や減給の懲戒処分にしました。
県教育委員会教職員人事課の大迎規宏課長は「教職員による重大な非違行為が発生し、極めて遺憾です。綱紀粛正及び服務規律の確保にいっそう取り組むよう指導してまいります」と話しています。