神戸市の牧場で牛舎1棟全焼 子牛12頭が死ぬ

15日夜遅く、神戸市の牧場で牛舎1棟が全焼する火事があり、飼育されていた黒毛和牛などの子牛12頭が死にしました。
牛舎では、寒さ対策として、電熱ヒーターを使用していたということで、警察は、出火の原因を詳しく調べています。

15日午後11時半すぎ、神戸市西区の神戸渕上牧場から、「牛舎が燃えている」と消防に通報がありました。
消防車12台が出動して消火にあたり、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、警察によりますと、木造平屋建ての牛舎1棟が全焼したということです。
この火事で、けが人はいませんでした。
警察によりますと、牧場の所有者は、牛舎で黒毛和牛と乳牛の子牛をあわせて15頭飼育していたということですが、この火事で、12頭が死んだということです。
所有者が助け出せたのは1頭だけで、ほか2頭は別の出入り口から逃げていて、無事だったということです。
牛舎では、生後1ヶ月未満の子牛もいて、冬の期間中は、寒さ対策として、一日中、電熱ヒーターを使用していたということで、警察は、出火の原因を詳しく調べています。