新型コロナ雇用調整助成金など1億円余不正受給 県内4事業所

兵庫労働局は、新型コロナの影響を受けた企業などが雇用を維持するために利用できる「雇用調整助成金」などを県内の4つの事業所が合わせて1億円余りを不正に受給していたと発表しました。
労働局が返還を求め、すでに多くが返金されたということです。

助成金を不正に受給していたとして公表されたのは西宮市のエステサロンや尼崎市の建築会社など4つの事業所です。
兵庫労働局によりますと4つの事業所は実際には従業員が休んでいないにもかかわらず休業したとするうその申請書類を作成するなどして「雇用調整助成金」や「緊急雇用安定助成金」を不正に受け取っていたということです。
不正受給の額は合わせて1億1300万円余りに上るということで、労働局は返還を求め、多くがすでに返金されたということです。
兵庫労働局は「今後も助成金の不正受給が疑われる事案には厳しく対処し、不正が確認された場合には返還を求めていく」と話しています。