商品名は「飲んだら乗るな」酒造会社と警察がコラボした日本酒
飲酒運転の根絶に向けて加西市の酒造会社と地元の警察署が協力して、「飲んだら乗るな」という名前の日本酒の販売を今月(12月)から期間限定で始めました。
加西市の酒造会社が販売する日本酒の商品名は、その名も▼「飲んだら乗るな」、▼「乗るなら飲むな」の2種類です。
忘年会など酒を飲む機会が増える年末年始を前に、飲酒運転の根絶を効果的に呼びかけようと加西警察署が酒造会社に依頼し実現しました。
▼「飲んだら乗るな」の瓶には純米酒が、▼「乗るなら飲むな」の瓶には純米大吟醸が入っていて、ラベルの題字は、書道が得意な地元の高校生が直筆で書きました。
商品は、今月1日から31日まで酒造会社の直売店とオンラインショップで販売されているほか、100セット限定で加西市のふるさと納税の返礼品に登録されているということです。
兵庫県内ではことしに入って10月末までに、飲酒運転による人身事故は61件発生し、5人が死亡しています。
酒造会社の蔵元の三宅文佳さんは、「飲酒運転は大きな社会問題だと受け止めています。交通ルールを守ってお酒を楽しんでほしいです」と話していました。
加西警察署交通課の鈴木義則 課長は「お酒を飲んでいる人に直接、飲酒運転の根絶を呼びかけたくて依頼しました。今後も啓発と取り締まりを積極的に行っていきたい」と話していました。