神戸市内の周遊観光に 小型電気自動車貸し出し実証実験へ
小型の電気自動車を貸し出して、神戸市内の観光地めぐりに活用してもらう実証実験が、来月(12月)からスタートすることになりました。
この実証実験は、観光地が集中する神戸市内を小型の電気自動車を使って周遊してもらおうと、大手旅行会社の「JTB」が神戸市の補助金を受けて企画したものです。
1人乗りと2人乗りの2種類、あわせて3台が有料で貸し出されることになっていて、24日は報道関係者向けの試乗会が開かれました。
貸し出される電気自動車は最高時速60キロで、1回の充電で100キロほど走ることができ、窓が大きく、周囲の風景を楽しみながら運転できる構造となっています。
実験では新神戸駅を出発して、異人館などがある北野地区や中華街のある南京町、それに、夜景観賞スポットとして人気のビーナスブリッジなどの観光スポットを周遊します。
普通自動車の免許があれば、予約をしたうえで誰でも利用することができ、実証実験で得られたアンケート結果などをもとに今後の事業化を検討することにしています。
JTB神戸支店の奥田章弘 営業開発プロデューサーは、「写真映えするこの魅力的な車で市内を移動することで、多くの観光客を神戸に呼び込めるのではないか」と話していました。
実証実験は、来月9日から25日までの金曜日から日曜日の週末、あわせて9日間で行われるということです。