「神出病院」 県弁護士会など7団体が県の指導を求め要請書

看護師ら6人が入院患者を虐待したとして有罪判決を受けた神戸市の精神科病院について、県弁護士会などは監督権限を持つ県に対し、適切な指導を行うよう求める要請書を提出しました。

神戸市西区の精神科病院「神出(かんで)病院」では看護師ら6人が複数の入院患者に虐待を繰り返していたとしておととし逮捕・起訴され、全員が有罪判決を受けたほか、その後の第三者委員会の調査で、ほかにも21人の職員が虐待行為を行っていたと認定され、院内の壁や天井にカビがあるといった衛生上の問題なども指摘されました。
こうしたことを受けて県弁護士会など7つの団体が1日に県庁を訪れ、県の担当者に要請書を手渡しました。
要請書では「これまでの病院の対応に鑑みれば自浄作用が働いていないのは明らかで、違法・不適切な状態を県が是正すべきだ」として、監督権限がある県に対し、病院を運営する医療法人が状況を改善するよう適切に指導すべきだとしています。
県は要請に関わった団体から意見を聞きながら、今後の対策を検討していくことにしています。
要請した団体の1つ、兵庫県精神医療人権センターの西川良一 副代表は「第三者委員会の報告書ではこの件に対する県の対応がずさんだという指摘もある。要請を踏まえて医療法人の問題点をもっと追及してほしい」と話していました。