自転車押して通行を 尼崎市の商店街で「押しチャリンピック」

尼崎市の商店街では、自転車を押して通行するよう呼びかけるため、頭に乗せたピンポン球を落とさないようにしながら、自転車を押して歩く「押しチャリンピック」と名付けたイベントが開かれました。

尼崎市の三和本通商店街では、歩行者との接触事故を防ぐため自転車を押して通行するよう呼びかけていて、23日は「押しチャリンピック」と名付けたイベントを商店街で開きました。
イベントは、ヘルメットと一体となった皿に乗せたピンポン球を落とさないようにしながら、60メートルを自転車を押して歩くもので、60秒にできるだけ近いタイムでゴールをした人に商品券などの景品が贈られます。
イベントには3歳から70歳までのおよそ40人が参加し、ピンポン球を落とさないよう姿勢をまっすぐ伸ばしながら、慎重に自転車を押してゴールを目指していました。
参加した地元の小学4年生の男の子は「最初は緊張したけど、楽しかった。たまにお母さんと買い物に来るので、商店街では自転車を押しながら買い物したい」と話していました。
三和本通商店街振興組合の鶴留朋代副理事長は「『自転車は押して通行しなきゃいけない』という意識を広げて、元気で安全な商店街を目指していきたい」と話していました。