神戸市教委の第三者委 17年前の小学5年生いじめ調査継続へ

神戸市教育委員会は、小学生時代にいじめを受けたと男性が訴えた事案について調査を行ってきた、第三者委員会の任期を延長して調査を継続すると発表しました。
この事案をめぐっては当初、開示されなかったメモの存在がのちに明らかになるなどしていて、委員会はこれまでの市教委の対応が適切だったかどうかも含めて調査する方針です。

17年前、小学5年生だった神戸市の男性は当時、同級生から金を脅し取られるなどのいじめを受けていたと訴え裁判で認められましたが、市教委は「いじめと断定できない」などとして、おととし外部の専門家による第三者委員会を立ち上げ調査を行っていました。
市教委は裁判などを通じて男性への聞き取りができず、いじめがあったかどうか確認ができないと説明してきましたが当時、学校側が男性から事情を聞き取ったメモが存在することが、その後明らかになりました。
市教委は公文書にはあたらないとした当初の判断が不適切だったとして、メモを開示しましたが、こうした経緯も踏まえ調査を続ける必要があるとして、今月13日までとなっている第三者委員会の任期を2年延長すると発表しました。
これを受けて委員会は、いじめの有無に加え▼これまでの市教委の対応が適切だったかや▼当時、学校が男性に聞き取ったメモが公文書と判断されなかったいきさつなどについても詳しく調査する方針です。
市教育委員会は「引き続き調査を行い問題の適切な解決を図りたい」としています。