野外のコウノトリ300羽超 過去最多 豊岡の公園まとめ

野外で暮らす国の特別天然記念物のコウノトリは、先月末の時点で、全国で311羽と過去最多となったことが豊岡市にある「県立コウノトリの郷公園」のまとめで分かりました。

「県立コウノトリの郷公園」は、全国のコウノトリの保護に取り組んでいて、今シーズンは、8つの府県で34のペアから80羽のひなの巣立ちが確認されたということです。
この結果、先月末の時点で、野外に生息するコウノトリは311羽となり、平成17年に野生復帰のための放鳥を始めてから最も多くなりました。
コウノトリの増加に伴って、県北部の但馬地域では、生息範囲が飽和状態に近づきつつあることから、新たなペアが繁殖地を求めて各地に飛来しています。
今シーズンは、新たに16のペアが増え、石川県と佐賀県では、初めてペアが営巣しているのが確認されていて、今後も生息地域の拡大が予想されるということです。
このため、公園では、新たな地域で、十分なエサを食べて生息できるよう田んぼや河川などの環境の整備が全国で重要になるとして、住民や自治体、関係機関に呼びかけることにしています。
「県立コウノトリの郷公園」の江崎保男園長は「300羽達成は喜ばしいことだが、コウノトリの保全のための環境整備や生物多様性について、改めて考える必要がある」と話していました。