2500人の肖像写真で巨大アート作品 神戸市で展示イベント
神戸市では、およそ2500人分の肖像写真を大きなポスターにして建物の壁などに並べて、巨大なアート作品として展示するイベントが行われています。
イベントは、8月15日から街にある壁や建物にいくつもの肖像写真を貼るフランス出身のアーティストが考案した「ペイスティング」という手法を使って、神戸港周辺の4か所で行われています。
神戸市に住む人やゆかりのある人、それに会場を訪れた人、合わせておよそ2500人を対象に、現地に設けられたブースで写真を撮ってもらい、縦およそ1.3メートル、横およそ90センチのモノクロ写真に現像して並べていきます。
企画したのは神戸市や「神戸ウォーターフロント開発機構」で、イベントを通して、市が再開発を進めるエリアでにぎわいを演出して、神戸の魅力を発信しようという狙いがあるということです。
参加した西宮市の男性は「先日、写真を撮ったので見に来ました。目立つところに自分の写真を発見してびっくりしました。アート作品の一部として参加できてよかったです」と話していました。
神戸ウォーターフロント開発機構の風嵐陽太さんは「港町として文化を受け入れてきた神戸の多様性や魅力を、アートを通して感じてもらいたい。多くの人に参加してもらい、何度でも足を運んでもらいたい」と話しています。
イベントは28日まで行われています。