ベトナムの公務員に賄賂の罪 富山県の社長らに罰金の略式命令

ベトナムの公務員に、課税や行政処分をめぐり、便宜を図ってもらおうと、あわせておよそ400万円の賄賂を渡したとして、8日、富山県のプラスチック製品メーカーの社長らあわせて3人が、不正競争防止法違反の罪で略式起訴され、裁判所から40万円から100万円の略式命令を受けました。

略式起訴されたのは、富山県南砺市に本社があるプラスチック製品メーカーの75歳の社長とベトナム法人の元社長2人のあわせて3人です。
社長ら3人は、おととし、ベトナムの税務当局から納めるよう求められた追徴課税を減額する目的で、当局幹部におよそ350万円の賄賂を渡したほか、5年前には、現地の行政処分による罰金を軽くしてもらおうと、別の公務員におよそ40万円を渡したとして、今月3日に、書類送検されていました。
そして、8日、いずれも不正競争防止法違反の罪で略式起訴され、神戸簡易裁判所から社長は罰金100万円、ベトナム法人の元社長の2人は罰金40万円と70万円の略式命令を受けました。
警察の任意の調べに対し、いずれも容疑を認めていて、このうち社長は「下から報告を受けて、自分が指示した」などと話しているということです。
プラスチック製品メーカーの担当者はNHKの取材に対し、「今回の件については、一切お答えできません」と話しています。