淡路島で「ワーケーション」体験会 共有オフィスなど見学
都市部で働く人たちに淡路島で休暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」をしてもらおうと、洲本市で体験会が開かれました。
この体験会は、淡路島に都市部で働く人を呼び込もうと企画されたもので、東京や大阪などから4人が参加しました。
参加者はまず洲本市の街中を散策しながら、市内4か所の「コワーキングスペース」と呼ばれる共有オフィスを見学しました。
このうち洲本市栄町の古民家を改修した施設では、運営に携わる洲本市の地域おこし協力隊のメンバーが、フロアごとに1時間から借りられることや、屋根裏を改装した和室は木の柱と畳を敷いた空間が落ち着いて集中できることをアピールしました。
続いて訪れた洲本市役所では、市の職員が移住を希望する人に対して住居や仕事を探すための宿泊費など最大10万円を助成する制度があることを説明し、参加者はメモを取りながら話を聞いていました。
京都市でインド料理の通信販売の会社を経営する30代男性は「洲本には若い人たちが多く移住していて、活気があると感じた。淡路島でも今後事業展開するきっかけにしたい」と話していました。
主催した企業の福山秀仁代表は「私自身も半年前に移住して、淡路島全体で交流を促進したいと企画した。地元の人と交流することでこの地域を好きになり、関わってほしい」と話していました。
この体験会は28日まで2泊3日で行われ、地元の人たちとの交流や農業の体験も行う予定です。