水泳世界選手権男子高飛び込み 兵庫出身の玉井選手が銀メダル

水泳の世界選手権の飛び込み、男子高飛び込みの決勝で、兵庫県出身の15歳、玉井陸斗選手が銀メダルを獲得しました。
この種目の世界選手権で、日本選手がメダルを獲得するのは初めてです。

水泳の世界選手権は3日、最終日の競技が行われ、男子高飛び込みでは、玉井選手が準決勝を3位で通過し、決勝に進みました。
玉井選手は、決勝の3回目で、前向きに踏み切り、前に4回半回る「109C」を決め、99.90と高得点をマークし、一時、トップに立ちました。
5回目の演技を終えて4位となりましたが、最後の6回目の演技で、後ろ向きに踏み切り、2回半ひねりながら2回半回る「5255B」で95.40をマークし、合計で488.00として銀メダルを獲得しました。
この種目の世界選手権で、日本選手がメダルを獲得するのは初めてです。
金メダルは、東京オリンピックで銀メダルの中国の楊健選手で515.55、銅メダルも、中国の選手で485.45でした。

【玉井陸斗選手】
玉井選手は、兵庫県出身の15歳、高校1年生です。
3歳で水泳を始め、小学1年生の時に参加した飛び込み教室をきっかけに、飛び込みを始めました。
これまで多くのオリンピック選手を育てた馬淵崇英コーチのもとで、空中での素早い回転や正確な入水技術を学び、13歳で日本選手権の高飛び込みで、史上最年少優勝を果たしました。
オリンピック初出場となった去年の東京大会では、高飛び込みで7位入賞を果たしています。

【玉井選手 “想像もしていなかったのでうれしい”】
男子高飛び込みで、銀メダルを獲得した玉井選手は「メダルを取れて安心したし、うれしい。世界選手権のメダルは想像もしていなかった。メダルを獲得したことで、人生が変わるというか、自信を獲得できた」と話しました。
また、決勝の演技については、「今までなら、失敗するのが嫌だとか、思い切りできない不安な気持ちが多かったが、今回は決勝で、最後の1本を飛ぶ前でも楽しめて笑顔で試合に挑めた」と話していました。
そして、今後に向けて、「来年、福岡で開かれる世界選手権は地元開催なので、自分の本領を今回よりもさらに発揮して金メダルを目指したいし、パリオリンピックでも金メダルを目指して頑張りたい」と意気込んでいました。