旧門司駅遺構 追加の発掘調査 来月中に着手の方針 北九州市

旧門司駅遺構の追加の発掘調査について、北九州市は来月中に着手するという方針を明らかにしました。
調査と記録保存にはおよそ3か月かかるとしています。

北九州市門司区の複合公共施設の建設予定地で見つかった遺構は、1891年に開業した旧門司駅の機関車庫の基礎部分などとみられていて、専門家らが現地で保存するよう求めています。

一方、北九州市は門司港エリアの既存の公共施設の老朽化が進んでいるなどとして、新たな複合公共施設を整備する方針です。

北九州市議会は、6月の定例議会で現地での追加の発掘調査や複合公共施設関連の予算を承認し、市はこれを受けて、追加の発掘調査に向けた準備を進めています。

18日は市議会の委員会が開かれ、市の担当者が追加の発掘調査について説明しました。

それによりますと、今月中に発掘作業を行う作業員の詰め所の設置作業などを行った上で、来月からは対象地域の土を掘り返して発掘調査に入るということです。

また、今回の発掘調査と記録保存は3か月ほどで終了するとしています。

北九州市は今年度中に、複合公共施設の建設に着手し、令和9年度中の完成を目指したいとしています。