ニセ電話詐欺防止へ コンビニ店員が声かけ訓練 豊前市

ニセ電話詐欺の被害を未然に防ごうと、豊前市のコンビニエンスストアで被害が疑われる電子マネーカードの購入者に店員が声をかける訓練が行われました。

訓練は警察の呼びかけで豊前市内のコンビニで行われ、周辺の店舗などから7人の店員が参加しました。

警察によりますと、ことし5月末までに県内で確認されたニセ電話詐欺事件の半数近くが電子マネーカードを購入させる手口によるものだったということです。

訓練では警察による実演のあと、店員たちが、カードを購入しようとする客役の警察官に声かけを実践しました。

店員たちは使い道をたずねたり、警察からの注意喚起のチラシを見せながら「料金の未払いなどを理由に電子マネーを購入させるのは詐欺の可能性ある」などと声をかけたりしていました。

これに対し警察の担当者は「客を疑うのは難しいと思うが、警察から注意するように言われていることを強調して積極的に声をかけほしい」とアドバイスしていました。

店員の1人は「声をかけは思っていたより難しかったですが、お客さんが詐欺に遭わないよう、声かけをしていきたい」と話していました。

豊前警察署の平田圭司生活安全課長は「レジで少しでもおかしいと思ったら声かけをして未然に被害を防いでいただきたい」と話していました。