映画やドラマのロケ地誘致に 添田町と東峰村が舞台の映画完成

地域の魅力をPRして海外の映画やドラマのロケの誘致につなげようと、添田町と東峰村を舞台に撮影した映画が完成し、地元の人たちを招いて試写会が開かれました。

添田町と東峰村、それに福岡県で作る協議会は、地域振興の一環として海外の映画などのロケの誘致に取り組んでいて、このたび、添田町を拠点に活動する映像制作会社に委託して映画を制作しました。

30日は「添田町オークホール」で試写会が行われ、訪れた人たちは、さながらハリウッドの映画祭をイメージしたレッドカーペットの上を歩き、会場に入りました。

映画は、宮本武蔵を主人公にした架空の物語で、撮影はすべて添田町と東峰村で行われ、英彦山神宮や岩屋神社など各地の名所が登場しています。

また、映画では地元の人たちが役者として出演しているほか、着物の着付けといった裏方としても協力しています。

この映画は、ことし11月にハリウッドで開かれる映画祭に出展される予定で、自然豊かな景色や地域の歴史などをPRするということです。

映画を見に訪れた人たちは「ふだんの景色が、きれいな映像になっていて感動しました」とか「映画を通じて海外から多くの人に訪れてもらい、地域が元気になってほしい」と話していました。

県政策支援課の森義篤参事は「映画は地域の魅力を知ってもらう武器になるので、添田町や東峰村の魅力を海外の人に伝えていきたい」と話していました。