北九州市のふるさと納税 昨年度22億余 7年連続で過去最高

昨年度の北九州市のふるさと納税の寄付額は22億8000万円余りとなり、7年連続で過去最高を更新しました。

北九州市によりますと、昨年度のふるさと納税は、寄付の件数が前の年度よりも1万5000件余り多い、およそ12万件で、過去最高となりました。

また、寄付額は前の年度よりも2億5000万円余り多いおよそ22億8300万円で、過去最高となりました。

寄付の件数と金額はこのところ増加傾向が続いていて、これで7年連続で過去最高を更新する形となりました。

ふるさと納税が好調な理由について、北九州市は、返礼品の選定や開発に力を入れ、返礼品の点数を前の年度の1.5倍の1300品目に増やしたほか、首都圏や関西圏で寄付を呼びかけるイベントを行ったことなどを挙げています。

昨年度に返礼品として人気が高かったのは黒毛和牛やフグなどの食品のほか、市内の企業が製造したせっけんや空気清浄機などがあります。

北九州市は「今年度も過去最高となるように引き続き、返礼品の開発などを行い、市の魅力の発信と地場産品の振興に努めていきたい」と話しています。