老舗時計店 江戸時代から現代までの珍しい時計展示 北九州市

北九州市にある老舗の時計店で、江戸時代から現代までの珍しい時計を集めた展示会が開かれています。

この展示会は北九州市門司区で明治時代から営業を続けているという時計店で開かれていて、古く貴重な時計や一風変わった時計など139点が紹介されています。

このうち、江戸時代に作られたという「和時計」は、おもりが落ちる力を利用して歯車が回って時を刻む仕組みで、今でも時刻を知らせる鐘を鳴らすことができます。

また、北九州市の作家が製作した「ロボット時計」は、毎分1回、機械のアームがホワイトボードに水性ペンで時刻を書いてみずから時刻を消すユニークな仕組みです。

展示されている時計はこの時計店が先代の社長の頃から集めているコレクションだということで、訪れた客は個性豊かな時計を興味深そうに眺めていました。

展示会は、当初、今月末までの予定でしたが、想定を上回るにぎわいだったことから開催期間を来月16日まで延長したということです。

展示会を開いている吉田時計店の吉田清春社長は「時は有限なので、1秒1秒を大切にしてもらいたいです。時計のメンテナンスは大変ですが、今後も展示を続けていきたいです」と話していました。