キリン復活へ 動物園「到津の森公園」に7月上旬 宮崎から

飼育するキリンがいない状況が続いている北九州市小倉北区の動物園「到津の森公園」に、宮崎県の動物園で飼育中のマサイキリン1頭が移されることが決まりました。
7月上旬にもやってくるということです。

「到津の森公園」では、ゾウやライオンなどおよそ80種類の動物を見ることができます。

キリンについてはアミメキリンのオス「トーマ」とメスの「マリア」が飼育され、来場者を和ませていましたが、おととし9月に「トーマ」が死んだほか、ことし2月には「マリア」も死んでしまいました。

キリンがいなくなってからは来場者などからキリンがいないことをさみしがる声が多数寄せられていたということです。

こうしたなか、「到津の森公園」が繁殖を目的に動物を貸し借りする「ブリーディングローン」という取り組みを活用してキリンを再び受け入れることができないか、国内の動物園と交渉していたということです。

そして、このほど、「宮崎市フェニックス自然動物園」で飼育されているキリンが移されることが決まりました。

やってくるのはマサイキリンのオスの「ハルマ」で、年齢は2歳です。

来月3日に宮崎市を出発してから翌日の4日に北九州市に到着する予定です。

到着後は検疫や新しい土地に慣れさせる訓練のため、当分の間は非公開となり、一般公開の時期は改めて検討するということです。

「到津の森公園」は「元気に来てくれるのが一番です。早く皆さんにお会いできるようになってかわいがっていただけるとうれしいです」とコメントしています。