英彦山神宮奉幣殿で山開きの神事 夏山シーズン中の安全を願う

福岡と大分の県境にまたがる英彦山の山開きの神事が添田町の神社で行われ、集まった人たちが夏山シーズン中の安全を願いました。

標高およそ1200メートルの英彦山は修験道の山として知られ、毎年、多くの人が登山に訪れます。

26日は夏山シーズンの到来を告げる山開きの神事が、山の中腹にある添田町の英彦山神宮奉幣殿で行われました。

関係者や大勢の登山客が参列し、全員で期間中の安全を願いました。

神事のあとには参列者一人ひとりに記念の手ぬぐいが配られました。

飯塚市から孫と訪れた男性は「次は孫と一緒に登りたいと思います」と話していました。

孫の女の子は「楽しく一緒に登りたいです」と話していました。

また、香港からグループで訪れた女性は「とても幸せな気持ちになりました」と話してました。

26日は、山開きにあわせて、境内で警察官がチラシや地元のお菓子を配って山岳遭難に注意するよう呼びかけていました。

田川警察署添田警部交番の若山慶所長は「これから本格的な夏山シーズンになりますので、登山の際には必ず登山届を出してもらいたい」と話していました。