漫画を通して国際交流 北九州市が台湾の漫画家の作品公開

漫画を通した国際交流に力を入れる北九州市では、海外の漫画家を招待して作品を制作してもらう取り組みを行っていて、先月から台湾の漫画家2人の作品をホームページなどで公開しています。

公開されているのは、北九州市を舞台に制作されたおよそ30ページの2つの漫画作品です。

作者は台湾の漫画家の硝子さんとMNさんで、去年、北九州市に1か月間滞在した体験談などを基に漫画を制作しました。

このうち硝子さんの作品では、主人公が、かつて台湾産のバナナが荷揚げされていた門司港で始まったとされる「バナナのたたき売り」の歴史などを学ぶ様子が描かれています。

また、MNさんの作品では、台湾から訪れた同性のカップルが門司港などの観光地をめぐり、焼きカレーなどのグルメを満喫しています。

そして漫画の最後のページには、作品に登場する観光地が地図上に紹介されています。

漫画は市が管理するホームページで無料で公開されているほか、JR小倉駅の観光案内所などでも楽しむことができます。

北九州市のエンターテインメント振興係長の片山健太郎さんは「漫画を通して、外国の方からの目線で、ガイドブックとは違った北九州市の魅力を感じてほしい」と話していました。