宮若市の高校で生徒が親子と交流する「子育てサロン」が始まる

宮若市にある県立高校で生徒が学校の教室を使って子育て中の親子と交流する今年度の「子育てサロン」が始まりました。

「子育てサロン」は、宮若市にある県立鞍手竜徳高校と宮若市の教育委員会が協力して、地域に根ざした学校づくりを目指そうと開いています。

13日は、乳幼児と保護者、それに福祉について学んでいる3年生8人が参加して今年度の開校式が開かれました。

式では、村嶋貴雄校長が「生徒たちが、子どもたちとの遊びを通じて保育の重要性や大変さなどを感じてもらうとともに、自分の将来の進路に役立ててもらいたい」と話しました。

このあと交流会が行われ、生徒たちはダンスや踊りを披露したほか、子どもたちをあやしたり、だっこしたりしてふれあっていました。

8か月の女の子の母親は「いろんなお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊んでもらえるので、子どものためにもいろんな経験をさせたいと思います」と話していました。

参加した生徒は「お母さんたちといろいろ話して赤ちゃんのことについても知ることができたので、参考にして将来のことを考えていきたいと思います」と話していました。

この「子育てサロン」は宮若市の教育委員会が運営にあたり、今年度は13日も含めて14回開かれるということです。