ＴＯＴＯ 昨年度決算 売り上げ７０２２億円余 過去最高

北九州市に本社がある大手住宅設備メーカー「ＴＯＴＯ」の昨年度の決算は国内の住宅リフォーム事業が好調だったことなどから売り上げは７０２２億円余りと過去最高となりました。

「ＴＯＴＯ」が２６日発表したことし３月までの昨年度１年間の決算によりますと、売り上げは７０２２億８４００万円と前の年度からおよそ１１億円増え３年連続で過去最高を更新しました。

これは、価格改定などを背景に国内の住宅リフォーム事業の売り上げが増えたことやアメリカで温水洗浄トイレの販売が増加したことなどが主な要因です。

一方、営業利益は、４２７億円余りと前の年度からおよそ１３％減少しました。

これは利益率の高い半導体製造装置向けのセラミック製品の売り上げが減少したことなどが主な要因です。

来年３月までの次の１年間の業績予想については価格改定などが進むとして売り上げは７５００億円、営業利益は４８０億円と増収増益を見込んでいます。

「ＴＯＴＯ」の白川敬副社長は「売り上げは過去最高となったが価格改定や為替の影響が大きいので喜ぶだけではいけない。海外事業は昨年よりも明るい方向になるよう取り組んでいきたい」と話していました。