京築地域の自然や伝統行事テーマにした写真を紹介 豊前

福岡県東部の京築地域の自然や伝統行事をテーマにした写真コンクールの入賞作品などを紹介する企画展が、豊前市で開かれています。

この写真コンクールは、豊前市の求菩提資料館が毎年行っていて、企画展にはことしの応募作品147点のうち入選・入賞した39点が展示されています。

このうち、「求菩提・犬ヶ岳の四季部門」で最高賞を受賞したみやこ町の白川勉さんの作品は、神楽を舞う子どもを撮影したもので、被写体の周りをブレさせる「流し撮り」という手法で舞の躍動感を表現しています。

また、「京築の自然・民俗部門」で最高賞を受賞した築上町の木村正憲さんの作品も、地域に伝わる神楽の一場面を撮影したもので、高い柱に張られた綱に足をかけた鬼の曲芸的な動きの一瞬を巧みに捉えています。

訪れた男性は「ふるさとを盛り上げようという人々の気持ちが写真を通して伝わってきます」などと話していました。

求菩提資料館の相良悦子副館長は「写真展を通してふるさとのすばらしさを再発見してほしい」と話しています。

写真の展示は、来月26日まで豊前市の求菩提資料館で行われています。