サッカーJ3 ギラヴァンツ北九州 過去最大の赤字

サッカーJ3 ギラヴァンツ北九州 過去最大の赤字

サッカーJ3、ギラヴァンツ北九州の運営会社の昨年度の最終的な損益は1億1600万円の赤字となり、赤字幅は過去最大でした。

ギラヴァンツ北九州の運営会社はことし1月までの1年間の決算を発表しました。

それによりますと、営業収入は9億3200万円と前年度より8.9%減少しました。

Jリーグからの「降格救済金」が大幅に減ったことや、シーズンチケット販売が伸び悩んだことなどが主な要因だということです。

一方、支出はトップチームなどの人件費が減少したものの、外国人選手を3人獲得したことなどで、運営費がかさみ、最終的な損益は1億1600万円の赤字となりました。

赤字は5期ぶりで、前身の「ニューウェーブ北九州」が設立された2008年度以降、赤字幅は過去最大です。

今年度は、入場料やグッズ収入の増加を図るとともに役員報酬を含めた人件費を削減することで、赤字を解消したいとしていますが、今シーズン、チームは20チーム中12位にとどまり、平均入場者数も3500人余りと、目標とする5000人には達していません。

石田真一社長は「地域により愛されるクラブになっていかなくてはならず、入場者を増やすことが具体的な指標としてあると考えている。試合に勝つことで増えていくことがあると思うがフロントも新しい取り組みをしていかなくてはいけない。来年以降の飛躍に向けて土台を作る年にしたい」と話していました。