JR九州 新しい観光列車“かんぱち・いちろく”お披露目

「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」にあわせてJR九州が運行する新しい観光列車が完成し、19日、北九州市小倉北区にある小倉総合車両センターでお披露目のセレモニーがありました。

この観光列車は「かんぱち・いちろく」と名付けられた3両編成の車両です。

今月26日から運行が始まり、JR久大本線を経由して博多駅と別府駅を行き来します。

車体は黒を基調とし、側面には、久大本線の路線図をイメージした金色のラインが引かれています。

1号車の車内は大分の温泉や火山をイメージして、赤色のソファー席が設置されています。

3号車は福岡や久留米をイメージしていて、沿線の平野や山並みを思わせる緑色を基調にしたボックス席が設置されています。

このほか、2号車には長さおよそ8メートルの一枚板の杉のカウンターが据えられて、車窓から外を眺めながら食事や地元のお酒などを楽しむことができます。

運行は片道およそ5時間。

弁当付きの大人1人の旅行代金はソファー席とボックス席がいずれも1万8000円。

畳個室は2万3000円となっています。

すでに予約の受け付けが行われていますが、大型連休中はほぼ埋まっているということです。

JR九州の古宮洋二社長は「九州以外の人に観光列車を通じて地元の人や食材に触れてもらい、九州全体を盛り上げることに期待している」と話していました。