福岡空港に新しい立体駐車場 16日オープンを前に内覧会

福岡空港の新しい立体駐車場が、16日オープンするのを前に報道陣向けの内覧会が行われました。
駐車料金は値上げされる一方で、混雑の緩和が期待されています。

福岡空港では、繁忙期を中心に駐車場の混雑が課題となっていたことから、国内線ターミナルの現在の駐車場の横に、新しく立体駐車場を整備しました。

16日のオープンを前に、15日は報道向けの内覧会が行われました。

新しい駐車場は9階建てで、収容台数は、これまでのおよそ2倍の1600台余りで、出入り口を増やして利用する車の流れをスムーズにするということです。

建物の外観は、国立競技場などを手がけた建築家の隈研吾氏が監修し、「博多織」の白と黒のデザインをモチーフにしています。

また、各階ごとに色分けされ、ラーメンやいちごなどのイラストを描いて福岡らしさを演出しています。

駐車料金は、30分以内の利用は無料のままですが、オープンにあわせて30分ごとの基本料金は200円から250円に値上げされます。

24時間ごとの最大料金は、通常期は2400円から3500円に、繁忙期は3400円から4500円に、値上げとなります。

空港の運営会社の岩本哲也国内営業開発課長は、「収容台数が大幅に増えることで、スムーズに快適に利用してもらえると期待している」と話していました。

現在の駐車場は、15日で営業を終了して取り壊し、ホテルやバスターミナルなどが入る複合施設に建て替える予定だということです。