北九州市とJICAが環境関連事業で協力推進を確認

連携協定を結んでいる北九州市とJICA=国際協力機構の交流会があり、両者が市内の環境関連企業への投資や海外展開などに向けてさらに協力を進めることを確認しました。

15日は、北九州市の武内市長が、八幡東区にあるJICA九州センターを訪れ、吉成安恵所長と会談しました。

武内市長は「グローバルな人材育成や事業の展開、企業や留学生のマッチングによる新しいビジネス作りを精力的に進めていきたい」と述べました。

これに対して吉成所長は「気候変動などの課題は世界共通の課題で、課題解決の先進地である北九州市とともに共創していきたい」と述べました。

市などによりますと、海外から来日するJICAの研修員に、市内の環境や上下水道関連の企業を見学してもらうツアーを市が開催するほか、研修員の帰国後にも市が連絡を取り合って企業の技術をPRするということです。

こうした取り組みを通して、市内の企業への投資や海外進出、それに海外の環境課題への解決につなげたい考えです。

一方、15日は、JICAの研修プログラムで来日し、現在、市内の大学に通っている研修員3人が武内市長と懇談しました。

グアテマラから来ている男性は「北九州市の環境技術は最先端なので、リサイクルの取り組みなどを学んで帰りたいです」と話していました。