赤村でトロッコ列車のことしの運行が始まる

赤村で、かつて石炭輸送のために整備された線路の跡地を利用したトロッコ列車のことしの運行が、14日から始まり、たくさんの家族連れなどでにぎわいました。

「赤村トロッコ油須原線」は、かつて筑豊の石炭を運ぶ目的で整備されたものの、開通することなく廃線となった路線を活用したもので、ことしの運行が14日から始まりました。

晴れの行楽日和に恵まれた14日は、大勢の家族連れなどが訪れ、のどかな山村の風景を眺めながら往復3.6キロ、およそ25分の旅を楽しみました。

最大の見どころは、折り返し地点になるトンネルの中で、トロッコが通過すると、天井や壁にぶら下がっていたコウモリが次々に羽ばたいて、トロッコの周りを飛び交います。

乗客は、コウモリが飛ぶ姿を指さしして追ったり、映像を撮ったりして楽しんでいました。

大分県から訪れた小学5年の女の子は「自然の風が気持ちよかったです」と話していました。

また、水巻町から訪れた小学5年の男の子は「いろんな自然の風景やたくさんのコウモリを見ることができてよかったです」と話していました。

このトロッコ列車のことしの運行は11月までで、8月は第1日曜日に、それ以外は第2日曜日に運行されます。