北九州市立高校 新年度から「普通科」を「未来共創科」に

北九州市立高校は、新年度から「普通科」の名称を「未来共創科」と変え、生徒たちが行政や企業の人たちと連携して地域の課題などを考える新たな教科を導入することになりました。

9日は戸畑区の複合施設でセレモニーが行われ、新入生200人や保護者を前に増田順校長が、新たな学科の設置を宣言しました。

北九州市立高校は、国の「普通科改革」支援事業の指定を受けて今年度の新入生の学年から「普通科」の名称を「未来共創科」と変えてこれまでの教科に加えて、生徒が主体となって学ぶ新たな教科を導入します。

新教科は「イチリツ・プロジェクト」と名付けられ、生徒たちが市役所や地元企業などと連携して地域課題を考え、将来のキャリアや進路選択にも役立てることを目指しています。

セレモニーでは新入生を代表して高校1年生の飯田志朗さんが「新しい学科で仲間とともにリアルな社会課題の解決を目指す実践的な学びに挑戦します」と意気込みを語りました。

学校では「イチリツ・プロジェクト」の第一弾の取り組みとして生徒たちが中小企業の経営者や社員に、働く意義などを尋ねるインタビューを企画しているということです。

新入生の女子生徒は「人と話すことが好きなので、生徒主体でできるのが楽しそうだと思ってこの学校を選びました。楽しい青春を送りたいです」と話していました。