「若松水切りトマト」収穫時期迎える 北九州

北九州市若松区では、水やりの量を制限することで甘みを濃縮させた特産のトマトが収穫時期を迎えています。

「若松水切りトマト」は、与える水の量を制限する独自の栽培方法で甘みを濃縮させたブランドトマトで、10軒余りの農家が栽培しています。

このトマトが収穫時期を迎えていて、若松区の中野農園の農業用ハウスでも9日朝から、真っ赤に色づいたトマトを収穫していました。

地元のJAによりますと、「若松水切りトマト」は、濃縮された甘みと酸味のバランスがよいのが特徴で甘さを示す糖度が、一般的なトマトは5度程度なのに対し、2倍近い9度以上あるということです。

中野農園の中野秀樹さんによりますと、ことしは暖冬の影響で例年よりも収穫量が多く、糖度も高いということです。

中野さんは、「ことしは甘くておいしくできています。トマトが嫌いな人でも好きになれるようなトマトなので、たくさんの人に食べてもらいたいです」と話していました。

「若松水切りトマト」の収穫は7月まで続き、北九州市内のスーパーやJA北九の直売所などで販売されます。