鳥町食道街 大規模火災から3か月 がれき撤去に向け準備作業

北九州市中心部の「鳥町食道街」の付近で起きた大規模火災から3日で3か月です。
現場に残された大量のがれきの撤去作業が来週から本格的に始まることになり、重機の搬入路を整備する作業などが行われました。

ことし1月3日、北九州市小倉北区の「鳥町食道街」付近で起きた火災では、一帯の36店舗、2700平方メートル余りが焼け、2000トン以上と見られる大量のがれきが生じました。

この撤去作業が今月8日から本格的に始まることになり、3日は周辺で準備作業が行われました。

このうち、重機の搬入路として使われるスペースでは、土を敷き詰めて地面を整地していました。

このほか、一部が焼けて解体される建物では、看板を取り外したり、足場を組んだりする作業が行われました。

被災店舗の関係者などで作る復旧対策会議では、撤去作業の完了時期をことし6月末と見込んでいて、およそ3700万円に上ると見られる撤去費用は、クラウドファンディングなどで寄せられた寄付金で賄うということです。

およそ50年にわたって鳥町食道街に通っていたという芦屋町の80代の女性は、「よくうどんを食べに来ていました。復興が進んで、同じ料理が味わえるようになるとうれしいです」と話していました。