北九州市内の「ビッグモーター」2店舗で街路樹の復旧完了

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が枯れるなどした問題で、北九州市小倉南区の店舗前でも新たな街路樹を植える作業が行われました。
市は、これまでに小倉北区の店舗前でも作業を終えていて2日の作業で街路樹の復旧が完了しました。

新たに街路樹を植える作業が行われたのは小倉南区にある「ビッグモーター」の「小倉南店」の前です。

2日は市の発注を受けた業者がクレーンを使って高さが4メートルを超えるイチョウの木をつり上げて歩道側に移し、掘り下げた土の中で根元を固定する作業を行いました。

このほか、低木のトベラも次々と植えられました。

「ビッグモーター」の問題をめぐっては、「小倉南店」と小倉北区の「小倉西港店」の前で街路樹が枯れたり、なくなったりしていることが確認され、それぞれの店舗前の土壌からは除草剤の成分が検出されました。

会社側は、市に対し、街路樹の復旧費用のおよそ1000万円を納入し、市は、これを受けて街路樹の復旧に着手していました。

「小倉西港店」の前ではすでに植樹は終わっていて、2日の作業をもって街路樹の復旧は完了しました。

北九州市都市整備局の高尾淳三みどり公園課長は、「これで1つの区切りがついたと思います。大切に育てていきたいと思います」と話していました。