北九州市 学校給食にシェフ監修の特別メニューを提供へ

学校給食の魅力アップに向け、北九州市で料理人や栄養の専門家による応援団が発足し、新年度から月に1回、シェフが監修する特別メニューの提供などが行われることになりました。

この「学校給食応援団」は北九州市内の料理人や栄養の専門家、それに食材の生産者など10人で構成され、29日市役所で発足式が行われました。

市によりますと、北九州市の学校給食は1食245円と政令市の中では割安な一方、子どもや保護者からは「もっとおいしくしてほしい」といった声が寄せられるということです。

このため、応援団の力を借りて給食の魅力アップに取り組むことにしたもので、発足式に参加した料理人の1人は「子どもたちが安心しておいしく食べられる給食をつくっていきたい」と意気込みを述べました。

応援団では新年度から給食の献立などについてアドバイスを行うことにしていて、月に1回、特別メニューとして和・洋・中それぞれのシェフが監修した「北キュー三ツ星献立」がふるまわれます。

第1弾となる4月の献立は「牛肉のしぐれ煮どんぶり」で5月は「肉団子のカラフル甘酢あん」の提供が予定されているということです。

応援団のメンバーで和食料理人の松山照三さんは「北九州の食材は絶対においしいので、どこの県にも負けない、おいしい給食にこだわって取り組んでいきたい」と話していました。