九州経済圏の先月の貿易収支 2か月ぶり黒字に

九州・沖縄と山口を含む九州経済圏の先月の貿易収支は、868億円の黒字となりました。
貿易黒字は2か月ぶりです。

門司税関がまとめた九州経済圏の貿易統計によりますと、先月の輸出額は9370億円で、去年の同じ月と比べて16.6%増え、2月としては比較可能な1979年以降で最も大きくなりました。

これは自動車や、半導体などの電子部品の輸出が好調なことなどが主な要因です。

一方、先月の輸入額は8502億円で去年の同じ月と比べて1.5%増え、こちらも2月としては比較可能な1979年以降で最も大きくなりました。

これは原油の輸入額が増加したことなどが主な要因です。

この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は868億円の黒字で2か月ぶりに貿易黒字となりました。

今後について門司税関は、「主要な輸出品目の自動車は、アメリカと中国向けは好調な一方で、EU向けは減少しているため、この動きが一時的なものなのか注視する必要がある」としています。