プロ野球独立リーグ フェニックスが開幕戦勝利

プロ野球独立リーグの九州アジアリーグが開幕しました。
16日の開幕戦に臨んだ北九州下関フェニックスは勝利を飾り、今シーズンのスタートを切りました。

北九州下関フェニックスの初戦は小倉北区の北九州市民球場で行われ、大分県の「大分B‐リングス」と対戦しました。

試合は両チームが点を取り合う展開が続きましたが、平間隼人選手の逆転ツーランホームランなどでフェニックスが打ち合いを制し、8対6で勝利しました。

平間選手は「打ったのは真ん中高めのストレートです。流れを持ってくるというイメージで打席に入ったので、結果が出てよかったです」と話していました。

九州アジアリーグには4チームが加盟していて、9月下旬まで、各チームが76試合を行って優勝が争われます。

今シーズンからは、試合時間の短縮を目的に大リーグなどで導入されている、投球間の時間を制限する「ピッチクロック」が導入されました。

これにより、ランナーのいない場合は12秒、いる場合は20秒以内に投球動作に入らなければ違反となります。

この試合では、両チーム合わせて5回、違反があったとして、警告やボールカウントが増える場面がありました。

フェニックスの大山樹生投手は「ピッチクロックには少しだけ苦戦していました。ブルペンから、間隔を短くして投げても疲れないように練習していました。ほかのピッチャーも苦戦していると聞いているので、練習から調整していくことが大事だと思います」と話していました。

今シーズンからチームの指揮を執ることになった松本直晃監督は「勝って勢いに乗れると思いますが、欲をかかずに優勝を目標にやっていきたいです」と話していました。

今回のフェニックスの試合では、球団を設立した実業家の堀江貴文氏が球場を訪れ、観客席でビールを販売していました。

球団はこの利益を、「鳥町食道街」付近の大規模火災で被災した人たちに贈るということです。

観客席では多くの人が、堀江氏からビールを購入していました。