北九州市立大の新学部 旦過市場の新建物への誘致で市に要望へ

北九州市立大学が新設するデジタル関連の学部について、「旦過市場」の関係団体が市場の再整備計画にもとづいて建設される新しい建物に誘致する方針を決めました。
近く、北九州市に対して誘致のための要望書を提出するということです。

北九州市立大学の新しい学部は、仮の名称で「情報イノベーション学部」とされ、高度なデジタル人材の育成を目的にしています。

令和9年4月の開設に向けて準備が進められる中、大学側はことし1月、北九州市の武内市長に支援や協力を要望し、今月中には設置場所を決めたいとしていました。

設置場所については、小倉北区にある北九州モノレールの旦過駅周辺が候補地として検討されていますが、これまでに「旦過市場」の関係者が市場の再整備計画に基づいて建設される新しい建物に誘致できないかを市に照会していました。

「旦過市場商店街」によりますと、市場のほかの関係団体とともに正式に誘致する方針を決めたということです。

「旦過市場商店街」の中尾憲二会長は「今後100年続く市場に大学と連携してDXの波を持ってきて、未来の旦過市場を一緒に作っていきたいのでぜひ来てほしい」と話しています。

「旦過市場商店街」などは近く、北九州市に対して誘致のための要望書を提出するということです。