豊前市で高菜の収獲が盛ん 京築地域では20軒の農家が栽培

漬物などで親しまれている高菜の収獲が豊前市で盛んに行われています。

福岡県東部の京築地域ではおよそ20軒の農家が高菜の栽培に取り組んでいます。

今が収穫の最盛期で、豊前市の農業法人の4ヘクタールの畑では13日、従業員11人が出て高さ50センチ前後に育った高菜を鎌で根元から丁寧に切り取っていました。

法人によりますとことしは雨が多く、暖冬傾向だったため生育がいいということです。

収穫した高菜は丸一日、天日干しにして水分を抜いたあと、県内や大分県の漬物業者に出荷されます。

農業法人「瑞穂農園」の須田泰浩さんは「国産野菜ならではの風味と辛みが好評です。今年は需要に応えるため栽培面積を増やしたのでぜひ味わっていただきたい」と話しています。

高菜の収穫は今月いっぱい続き、法人では200トンの収獲を見込んでいるということです。