QRコードで海の生物出現 アートイベント 北九州 八幡西区

北九州市八幡西区の商店街で、7日からQRコードを読み取って海の生き物を出現させるアートイベントが始まり、訪れた人たちがスマートフォンで観賞して楽しんでいました。

「KUROSAKIAR水族館」と名付けたこのイベントはアートの力で地域を盛り上げようと、熊手銀天街協同組合などでつくる実行委員会が企画したものです。

熊手銀天街のアーケード内にはスマートフォンなどで読み取ることができるQRコードのパネルが置かれていて、訪れた人たちがコードを読み込んで映し出された海の生き物の動きを楽しんでいました。

観賞した女性は「すごかったです。子どもたちも喜びそうでいいと思います」と話していました。

このシステムはAR=拡張現実と呼ばれるデジタル技術を活用して開発されたもので、開発を担当した九州工業大学の大学院生の山崎駆さんは「簡単に使えるようにアプリを入れずに使える仕組みにしました。どんな魚がいるか実際に現地に来て楽しんでもらいたいです」と話していました。

現在、映し出されているのは飛び跳ねるカニやゆっくり泳ぐクジラなどですが、今後、追加されるということです。

「黒崎アートプロジェクト実行委員会」の田中大士実行委員長は「これらの作品をきっかけに商店街を身近に感じてもらい足を運んでいただけたらうれしいです」と話していました。