豊前市で特産の「はるみ」の出荷が本格的に始まる

豊前市で、大粒で糖度が高い特産のみかん「はるみ」の出荷が本格的に始まりました。

「はるみ」は、かんきつ類の「清見」と「ポンカン」をかけあわせた品種です。

果肉が大粒で糖度が高いうえ、房の皮が柔らかく食べやすいのが特徴で、豊前市では20年以上前から特産のみかんとして栽培されています。

例年12月に収獲され、寝かせたうえで翌年の2月中旬には出回り始めますが、ことしは酸味が抜けるのが遅く、ようやく本格的な出荷が始まりました。

みかん農家の小柳鉄志さんの作業場では、小柳さんと妻の京子さんが、大きさごとに選別したあと出荷用の箱に詰めていました。

小柳さんは「ことしも美味しいものができているのでたくさん食べてもらいたいです」と話していました。

豊前市の「はるみ」は地元の直売所で販売されるほか、農協を通じて生活協同組合などに出荷されるということです。