AI活用したロボット開発で九州工業大学や北九州市などが連携

AIを活用したロボットの技術開発や普及を目指し、九州工業大学や北九州市などが連携協定を結びました。
今後、市内にある「北九州イノベーションセンター」をフィールドワークの拠点として、開発中のロボットの動作確認などを行うことにしています。

締結式は、八幡西区にある「北九州イノベーションセンター」で行われ、九州工業大学の三谷康範学長と北九州市の武内市長、それに、このセンターを運営する会社の日淺二郎社長が協定書に署名しました。

協定では、このセンターを拠点に飲食店などで人の代わりとなるロボットの技術開発を進めていくとしています。

「北九州イノベーションセンター」は、もともとはショッピングモールで、現在も飲食店で使われていたカウンターやテーブルなどが残されています。

ロボット開発は、この施設をフィールドとして活用しながら九州工業大学などが研究や実験を行うことにしています。

22日は、開発中の配膳ロボットのデモンストレーションがあり、関係者がロボットの基本的な動きを確認していました。

九州工業大学の三谷学長は「技術の実証は、実際の現場で失敗を重ねながら進めることで発展するので、連携には大きな期待がある。人手不足などの解決に向けて生産性を向上させていくためにも、こうした場所での実験は重要な意味がある」と話していました。