北九州市がデジタルを活用した新しい働き方を紹介するセミナー

DX=デジタルトランスフォーメーションによる地域の課題解決に力を入れている北九州市は、19日、子育て中の人などを対象に、デジタルを活用した新しい働き方を紹介するセミナーを開きました。

小倉北区の複合施設で開かれたこのセミナーは、デジタル技術を活用して、自宅にいながら自分のペースで仕事をする働き方を知ってもらおうと、北九州市が企画したもので、オンラインを含めておよそ60人が参加しました。

19日は、一般社団法人「シェアリングエコノミー協会」の糸原絵里香さんが、好きな時間に働くことができるメリットや、複数の会社の業務を請け負って柔軟に働けることなどを説明しました。

また、具体的な業務の事例として、書類作成の事務のほか、ホームページ作成やSNSの運用などを挙げた上で、企業と希望者のマッチングサービスがあることも紹介していました。

参加した子育て中の女性は「時間や場所にとらわれず自分のペースで働けることに魅力を感じました。これからできることを探したいです」と話していました。

北九州市デジタル市役所推進室の加藤睦美係長は「人材の採用が広がることで、市全体が活性化していくことに期待しています。人口が減少し、企業の人手が不足しているので、通勤がなく時間に縛られずに働けるということを広く知ってほしいです」と話していました。