公然わいせつ容疑で誤認逮捕 9時間後に釈放して謝罪 北九州

今月11日、北九州市内の商業施設で下半身を露出したとして、警察は17日朝、45歳の男性を誤って逮捕し、およそ9時間後に釈放して謝罪しました。
当時、男性は別の場所で仕事をしていたということで、警察は「裏付け捜査が不十分だった」としています。

警察によりますと今月11日の正午ごろ、北九州市小倉南区のショッピングモールで「下半身を露出している男を目撃した」と店の保安員から通報がありました。

警察は防犯カメラの映像などをもとに捜査を進め、17日朝、北九州市の45歳の男性を公然わいせつの疑いで逮捕しました。

しかし、逮捕後の調べに対し男性が「当時は別の場所にいたので私ではない」などと話したことから確認を行ったところ、男性は当時、県内の別の場所で仕事をしていたことがわかったということです。

このため逮捕からおよそ9時間後に釈放し、謝罪したということです。

男性を誤って逮捕した小倉南警察署は「裏付け捜査が不十分だった」としていて、西ノ原郁雄副署長は「関係者に深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

今回の事件の容疑者は特定できていないということで、警察は捜査を続けるとしています。