消防服リサイクルした防火袋を保育所などに寄贈 飯塚市

消防隊員が使っていた防火服をリサイクルしてつくった火に強い袋が飯塚市の就労支援などを行っている施設から市の公立の保育所などに贈られることになりました。

飯塚市で就労支援などを行っている2つの施設では、地元の消防から隊員が使っていた防火服を譲り受けリサイクルして火に強く、縦が40センチ、横が35センチの袋をつくりました。

5日は2つの施設の代表が出席して飯塚市役所で贈呈式が行われました。

防火服は消防が洗濯した上で譲り受けたということですが、消火作業などでついたにおいが残っているものもあり、工業用のミシンを使って袋の製作にあたりましたが、生地が堅く、何本も針が折れたということです。

袋は市内の公立の6つの保育所などに贈られることになっています。

袋をつくった施設の中島聖治さんは「防災訓練の時などに使ってもらいたいと思います」と話していました。

もう一方の施設の大庭誉綱さんは「災害はいつ起こるかわかりません。若いときから安全に対する意識を持ってほしいと思います」と話していました。