苅田町で子ども議会 SDGsまちづくりを提言

苅田町で小・中学生による「子ども議会」が開かれ、持続可能な開発目標=SDGsをテーマにしたまちづくりについて町に提言を行いました。

この子ども議会は、国連が掲げる持続可能な開発目標=SDGsの観点から地域の将来について子どもたちに考えてもらおうと町が初めて開きました。

4日は、小中学生32人のほか、遠田孝一町長も参加して、子どもたちは学校ごとのグループで将来のまちづくりについて提言を行いました。

このうち、中学生のグループは、外国人との共生に注目して、ゴミの分別で迷わないようにゴミ箱やゴミ袋の色を種類ごとに変えることや、外国人のための災害時の避難計画を作ることなどを提言しました。

これに対して遠田町長は「町内の外国人は年々増えているので、安心安全に暮らすための支援を今後も続けていきたい」と答えていました。

このほか、小学生のグループからは、食品ロスを減らすために家庭や学校でできる取り組みを町として広めてほしいといった提言などが出されていました。

中学2年生の生徒は「外国人は言語の違いで苦労すると思うので改善したいと思いました」と話していました。

また小学6年生の児童は「議会の場で多くの人に意見を聞いてもらえていい経験になりました」と話していました。